mathichen独話【Hatena版】

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倫理観は、朱鷺のように儚くとも、永遠に生き続けるべし

サッカー男子五輪代表が、メキシコさんに完敗ですな
「モロッコラマダーンの最中で、腹ペコで力入らないだろうから、勝てるぜい♪☆」
何とも罰当たりな青い大応援団見て、アラーの神さんが頃合い見計らって天罰下したんちゃうかしらん





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‘日本の聖と賎’の中に、次のような記述がある




イスラム教の場合、有名な断食がある。
イスラム暦第九月(ラマダーン)は、夜明けから日没まで水も飲めないし、喫煙や性交も禁止。
この世の貧しき者、飢えたる者の身の上を案じながら、自分の飽食・贅沢を反省し、
しばしの間でも、『悩み苦しんでいる人たちと同じ境遇に身を置くべし』ということなんです。
断食があけた翌日は、持てる者は自分の財産のなにがしかを貧しき地区へ持っていって喜捨せねばならない。」




あくまで建前というか、理念とあって、皆が皆厳格に守っているかどうかはね
ズルする輩はどこの神さん仏さん、国や地域にも存在する
社会機構が身分制度を認めていなくても、貧富の差は歴然として存在し埋まらない
同じく一神教であるキリスト教同様、弊害は見られるはずなんですよ




一応は仏教国である日本だって、同じ穴のムジナざます
一体全体、誰やねん。日本人の肉食は文明開化以降みたいな嘘八百を日本人の常識として広めたのはッ
太古から肉食うとるわ。肉や魚食わな、何も食べられんに等しい土壌は多くあったんやからね
十二単着てる貴族かて薬膳とかお題目唱えてコッソリ肉を堪能していたくせに
食肉扱う職業などをクソミソに貶め、近代、いや、現代にも見られる差別問題を生まれさせやがって~




関西人は、この場合の関西人はアタクシのように知的好奇心持つ者ですが
一般的な関東圏より、差別問題への意識高いと思います
比較的身近に、差別されるコミュニティがあること多いですからな
首都出身か辺境出身か問わず、そういうコミュニティと接触持たない連中が
たかが世界の一地方でしかない日本の、それも狭い都内基準に浮かれ調子踊る小娘青二才と化し
生意気で恥知らずな、先代からの受け売り差別を、次代へ継承させてるんじゃないのかい?
いまの公立は確かに環境悪い学校多いけど
子供の教育に無関心ではないものの、経済的に恵まれない家庭が取り残されているケースあるを思えば
有名私立お受験にキリキリする親なんて、何度でもフシダラ婚繰り返すような飽食小皇帝育ちと断言してやるわ




アタクシの言う、「分際を知れ」
これは何も、目に見える身分に安住せよという意味じゃない
間違いあるなら正すべき、「各々の人間性を知れ」だよ
社会的地位が高くても中身は空っぽのアホンダラもいれば、最底辺の者が慈悲深いこともある
別に深く考えるまでもなく、謙虚さを持って暮らしていれば理解出来ることなのに
目に見える物質文明を進化とぬかしていたら、そりゃ人や物事を判断する目も曇るわな




ちなみに




目に見える物質文明:『どんなに新しい物事とて、いつかは古くなる』
出典先;五木寛之の小説‘朱鷺の墓’。詳細は、自分で検索しろ。カネ惜しくないなら、古本屋かAmazonで買え
「どんなに新しい物事とて、いつかは古くなる」はね
主人公・染乃のロシア人夫イワーノフが、新生ロシア(レーニン主導時代のソ連)を絶賛した際
染乃の芸者時代の旦那さん・機一郎が諭した言葉だけど
21世紀の現在、意味わかるよな?




最後に




カトリック修道女であるマザー・テレサが、何故、ヒンドゥー教徒イスラム教徒多いインドで受け入れられたか?
「活慈善動の初期の頃は、地元住民たちは、キリスト教に改宗させようとしているという疑念を抱いていた
しかし、マザーたちはケアする相手の宗教を尊重する姿勢を貫き
亡くなった者に対しては、その者の宗教で看取っていた」




実を言えば、改宗させるのはそう難しくなかった
厳格なカースト制度に縛られるインドでは
「キリストの下では、神の恩寵は全て平等である」に魅かれ、キリスト教徒の90%が被差別民だった
マザーはその気になれば、信徒を増やすことは可能だったんですよ
しかしケアする相手の宗教を尊重し、自発的改宗者は別にして、キリストの教えを説きはしなかったの




天上を仰がずとも、形骸化した行事やらんでも、人間は神さん仏さんのお慈悲を広められる、というオチ