mathichen独話【Hatena版】

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なんと美しいことよ。あなたの目は鳩のようだ。(旧約聖書:雅歌より)

日曜日に安息を取り、月曜日に復活祭です
 
復活祭とは前後しますが
謝肉祭(カーニヴァル)は、四旬節の前に行われます
四旬節の節制は、祈り、断食、慈善の3点を通じた悔い改めの表明
その前のお楽しみなのですね
謝肉祭最後の日で思い出すのは
 
 
             strauss arabella Lucia Popp " Das war sehr gut,Mandryka "
 
R・シュトラウスの♪アラベラ
 
舞踏会の女王に選ばれたアラベラは、絶世の美女の誉れ高いウィーンの伯爵令嬢
といっても、親父のギャンブル三昧で借金だらけ、夜逃げ寸前の家庭事情
今日中に、求婚者の中から選択、結婚して家計を救わねば
しかしながら、誇り高いアラベラは胸の内を明かさず、ノラリクラリと男どもをあしらう
 
と、そこへ
「街で私を見つめていた旅の男性が、求婚者だった」
一枚の写真で一目ぼれ、バルカン半島辺りからウィーンまで求婚に訪れたマンドリーカ
大地主。カネ持ち。若くして嫁に先立たれてるけど何ら問題ないサイコーの婿さん候補
メデタシメデタシ
 
…では、オペラとしては楽しくない
窮乏のシワ寄せで男装せざるを得ないアラベラの妹ズデンカの恋物語絡むスッタモンダ
それが何とか解決した後の場面なのです、↑は
 
マンドリーカの故郷の習慣に従い、彼女はコップの水を彼に渡す
習慣では、男性は水を飲み干すと「このコップで飲む者なきように」と割る
…1988年の日本初演に当たるこの公演では割れず、コロコロ転がるのを2人で見送ってますが…
それはさておき、婚約成立、アラベラは初めて素直な表情を見せます
「他の何ものにもなれません。ありのまま受け入れて下さい」
 
歌ったルチアポップ、当時49歳。もともと太めとはいえ、モノの見事に百貫(以下略)
でもカワイイですね。本当愛らしい
共演者の一人であるテナー歌手ペーター・ザイフェルトとイチャイチャ関係、後に夫婦
彼の方からゴロニャ~ンしてきて仲良くなったそうな
彼、15歳下。マジ、うらやましい
いまは若い嫁と仲良く暮らしていても
ポップちゃんの死後、しばらく泣き暮らした男前ぶりから、ポップちゃんも許してくれてるでしょうよ