mathichen独話【Hatena版】

Yahoo!ブログ別館の保存庫

慈悲も無慈悲も持ち回り

イメージ 1




弟のいる病院内施設での親子療育光景です
気の早いサクラサクをペタリしてお春な気分をば



弟がここに入所したのは、2008年2月20日
「医療担当者同伴の上、午前10時までに連れて来て下さい」
独立行政法人、これすなわち元国立療養所であり、建前上何やかやとルールは厳し~い
弟は当時、2007年夏に罹患した肺炎以来、世界一デカイ墓場都市の某大手病院に入院していて
病院にとって医師と看護師どちらが不在でも何とかなるかといえば、医師ですから
(医療現場知っている人、説明不要ですわな。知らん人、知っている人に頭下げてお勉強させてもらいなさい)
「お姉さん、ここは素晴らしい環境や」「先生、ココに就職したらぁ?」「そお?ボクはいいけど、嫁がな~」
とプチ観光気分♪の中年親父でしたは置いといて
弟担当医師が介護タクシーに同乗、患者受け渡しの際に必要な医療面指示を行いました
その後、アタクシが1時間かけて正式な入所手続きを済ませ、メデタシメデタシ



といっても、入所までが最高学府受験をしのぐ超難関、思い出すだけで…(溜め息)
障害者やジジババの施設入所は家で面倒見られないため、否応無しにお入り頂く場所でしょ
従って、部屋やベッドに空きが出るのはわずかな例外除いて、入所者にあの世からお呼びかかった時だけ
弟は2007年度4人昇天した結果の空きベッド4床最後の獲得者
ジジババ同様、障害者も長ーい待機名簿に名前載せて首長ーくして待つのが常識だけに
世帯主(保護者)がいて姉ちゃんまでいるのに、緊急度を評価してもらえたのは、何と幸運よっての



ただですね…
「お姉さん、同じ立場の方は皆さん、お姉さんの言われる感情お持ちですよ。無理ありませんけどね」
弟の入所先探ししてくれた児童相談所のおねえさんの言葉
(重度心身障害者はその療育システム上、役所の地域福祉課でなく、児童相談所の管轄となります
これから生まれる子供や孫が障害児である可能性は、健康な家庭にもある、ほれメモメモ)
家族を施設に入れる感情は、直接関わった者には罪悪感なのですよ
(自分に責任降りかかるのを避けられた安心感見せた、ウチのジジィ、生まれ変わっても絶対赦さん)
三者が「でも必要だったから入所させたんでしょ」、言われんかて当人が一番わかっとるわい
しかしながら
事情は違えど、困っているのは皆同じなんだから
物事には順序があるフッ飛ばした、待機名簿順を変えた後ろめたさは、一生つきまとうのさ
世界一デカイ墓場都市の場合、各施設に行政指導キチンとやれよですし
各施設で経営方針異なるのは当たり前ですが
「当所でのショートステイは、入所決まった方が施設に慣れるためが最優先なんですよ」だの
正式入所は何が何でも待機名簿順で、緊急度見て臨機応変という発想が全く無いだの
ちょっとアンタ方、世の中どんだけ困ってるかお勉強不足やね
さすがは日本サイテー水準福祉、税金ドロボーな市役所本庁21階空中展望台を撃ち落としたくなります



障害者でもジジババでも、施設入所が可能ならば、結果はどうあれその方向で積極的に動くべき
「親の面倒見るのが、人間の常識。オマエは世間に笑われる。ワシらは家にいるからなッ」
「誰でも通る道ですから」「親の介護は、実子の義務、嫁には無い、でも仕方無いからやる」
慣れた環境を離れたくない、在宅介護は大変わかりますがね
親は子供いるから親であって、子供いない子供や頼れる家族いない子供の苦境なんて理解不能だろ
嫁にも夫や子供いるよね?子供は別人格であり、彼ら自身の人生守る義務ある含めて、何がわかるの?
施設入所可能なのに駄々こねまくり、娘が両親の面倒見た結果、娘はストレス性の治癒不可能な難病に倒れ
両親は否応無しに施設行きは自業自得としてもだ、人生狂わされた娘とその夫の二人きり老後は誰が?
血縁なれ合い主義を家族愛というような、持てる者の傲慢エラソーにぬかす連中には
こういう連中だもんな、事情あって独身の親族でさえ、意味無き偏見で自分の子供を避けようとするの
心底、中指立ててやりたくなりますわ
ま、このご時世、いま持てる者であっても勝者必衰かも、己の無慈悲が因果として巡るよ糸車のように?