mathichen独話【Hatena版】

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聖者の守護天使は賢者

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昨日、和歌山まで、弟のいる重度障害者入院施設での音楽会もどきに出かけました




行き帰りとも特急を使わず安上がりでの結果
帰り、駅のホームで、同じ病棟で顔見る爺さんとバッタリ
爺さんは、大阪市内から。2時間以上かかる長い道中は間が持たん
同席に誘われ、アタクシが缶ビール片手にを見て、「ささ、食えや♪☆」とおつまみを分けてくれました




どの病棟でも、人生模様が見られます
家族がもういないか、半放置されたか、面会者なく幾年月の人
母親ではなく実は相手に懐かれた元看護士というウワサのおばちゃんが日参するTちゃん
行事ごとに訪れ、ベタベタ甘えさせてやる、後期高齢者の両親
孫の生後1週間目にトンズラした嫁の代わりに、息子から交通費やお小遣いをもらい、時々来るお祖母ちゃん
外野から見たら辛気くさい世界でしょう




「ウチの娘はな、流産食い止める処置での薬が原因やったんや」
爺さんと奥さんは、自宅で娘の介護をしました
奥さんが無理利かなくなり、20年ほど前に娘を手放す決心、あちこち探して現在の入所先に恵まれたといいます
その後、温泉旅行だハワイ旅行だと、ようやく訪れたノンビリする時間を堪能しながらも
「自分で産んだ子やのに、入れっぱなしで面会来ん親おる
高いカネかかるけどな、娘がもお嬉しがるし、ワシは毎週来てるわ~」




爺さん夫婦の賢かった所は、無理利かないのを押して無理続けなかった点でしょう
若い親だと、母ちゃんも働いている多く、早期に入所での介護を選択するのに対して
ジジババ世代は「自分で産んだ子やから」、頑張れる限り頑張ろうとするのですよ
自分たちが倒れた後の手筈を整えていない場合、急に倒れたら、子供どうなるの?
アタクシのように、親の責任を丸投げされる貧乏クジ引きでもいれば、まだ救いありますが
一人親家庭や、母ちゃん倒れても親父おるが高齢で一人では…だと、子供は悪夢見ますよ




爺さん夫婦も、アタクシも、入所先が見つかったのは宝クジ当選級幸運と自覚しているものの
「出来ないことは、出来ない」との態度を取れるかが、運の分かれ目でしょうね
「親やきょうだいがいるのに、施設に預けるなんて、恥ずかしい」
そういう人たちは、自分たちが倒れた先々を見据えているのか?
何か無責任やなと感じる時あります




以上、障害者だけではなく、ジジババにも適用されますよ




親が高齢であるケース多い障害者と違い、ジジババ介護は若い者に負担かかる
無理利く若い者に無理続けさせたら、彼らが廃人になりかねない
施設介護の機会に恵まれたなら、四の五の言わずに即決が、ジジババとその家族の安全と将来を守る
ほれメモメモ