mathichen独話【Hatena版】

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人間同士の想いは平行線

プラトンの活躍した太古から、「いまの若い者はなっとらん」というトシヨリは存在します
自分たちの知る価値観とは異なる諸々が現れると、防衛反応起こすんですかね
一方、若い者は若い者で、「時代は変わってるのよ」と、トシヨリの話の正否はさておき聞く耳持たない
女子大生がしばらく前の発言小町で、年長者多い場所だというのに一丁前の口ききました
「アタシたち若い世代は、アナタ方の時代と違って、恋愛感覚が進化しているんですよ」
へぇ、本当に進化しているなら、無責任の一言に尽きるフシダラ婚予備軍みたいな真似しないけどと思ったら
ほぼ同世代から「アンタの言う常識、そんなの初めて聞いたわ」と一蹴され、恥かいてザマミロ
「時代は変わってるのよ」は要するに、無知と向上心持たないを取り繕うための葵の印籠なんでしょ
いまの若い者は系トシヨリ同様、話し合いによる相互理解を拒否しているだけ




この間、ヤホー携帯サイトのあるページを見たら、アラフィフ女性への非難記事でした
アラフィフは概ね、1980年代のバブル期に20代を過ごしたせいで、中身カラッポと思われがち
実際、エエ加減にさらせよと言いたい横柄なのは大勢います
アフター5のアラフィフ飲み会では、「アタシがLAで過ごしていた時はね~」と過去の栄華を誇ったり
アラサー辺りの後輩をつかまえ、バブル期限定に近い人生論を延々とお説教したり
若いねーちゃんたちが嫌気さすのはわかります




が、「生きる力足りないと言われてもね。時代は変わっているんですから」には、「ちょっと待て」
アラフィフ先輩の言う『生きる力』が何かは置いといて
アラサー後輩よ、就職氷河期を経験した目には、バブル期の就職事情は腹立たしいかもしれん
でもね、アタクシの知る限り、本当のバブル女は仕事出来ず、家庭に逃げ込んでいる
横柄系アラフィフが第一線に残っているのは、仕事は出来るからでしょ
結婚しても外で働くのが常識、産休や育休は当たり前なアラサーたちと違い
雇用機会均等法がいまのように整備されていない中でね
生き残りの苦労は少なからず経験しているんですよ
ひょっとすると、結婚や子供は諦めて、その埋め合わせをバブルの名残りでかもしれない
日本は諸外国に比べて、女性は一度キャリアや社会との接点が切れると復帰が困難と言われ
諸外国から異常だとの指摘に、お上は女性の就労環境整備を始めているらしいですが
それは、女性が結婚しても働ける環境を整え、少子高齢化を解消する方向があると聞くと
結局、これから就職する学生を含め、生殖能力あると見られる世代にしか目を向けず
実親や義理親の介護で人生破滅させられた中年独身娘や嫁などは、見殺しですわな
厳しい現実を知っとるか、合コンだ婚活だ厳禁とは言わんが、いつまでも恋愛体質でズレている小娘系よ
アナタたちも明日は我が身は考えられる。悠長に、消極的にだと、地獄を見るぞ
少しは視野を広げないと、横柄系アラフィフと同じ穴のムジナだよ




もう一つ嫌味書くなら
さっきも書いたように、合コンだ婚活だ厳禁とは言わんが、オトコに媚売るんじゃないよ
そういう場での飲食物の給仕は基本、オトコの仕事だ。お目当てに焼きソバを盛ったりお酌したりして甘やかすな
外国でのホームパーティーを見な。肉の切り分けや高い酒の瓶の封を切るは、招待した家の主人だ




現代の若いねーちゃんたちは、米国の女性活動家グロリア・スタイネムなんて知らんわな
スタイネムは学生時代から政治活動に参加していて、男子学生と論議を交わす日々
男子学生と同等だと思っていたが、ある日の会合でそうじゃないと知った
議論では同等。しかし、会合の席に置かれるコーヒーや軽食の提供は、女子の仕事と知らんぷり
どこかで聞いた話と思いませんかね
スタイネムの学生時代から半世紀以上が経っていますが
アメリカは基本的に保守的な国であり、日本の状況は当然アチラの国にも見られるでしょう
日本と違うのは、デキ婚が、未婚の親とその子供をを忌み嫌う宗教的倫理観によるケース多い所かいな
専業主婦を端から見下し、男に依存するな経済力を持てとエラソーに言いながら
家事育児は妻の仕事と知らんぷり、せいぜい子供と遊ぶ程度で育メン気取りなんて
見た目や世論は変われど、人間の本質は決して、根本から変わっていないということ