mathichen独話【Hatena版】

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遺された者の残照

凝り性と執念深さにより、何とか起き上がった
どないしても11月中に書いとかな気が済まんのさ










性格いくない!オンナの末路を4時間近くかけて描いた名作ね
冒頭の場面では、スカーレットはまだ16歳くらいとあって、小悪魔といえる
そう、いくら魅力を振りまこうが驕る平家は久しからず、やがて老化し、アッカンベェ~されて落ちぶれる
男女ともにな




何が言いたいか?


小悪魔を演じるヴィヴィアン・リーの誕生日知らんやろ?教えてやろう。1913年11月5日



それが、どーした?では、大賢者Wikipedia様ペタリ(大賢者様とてミスは多いが、この項目はほぼバッチリ☆)
二度目の亭主ローレンス・オリヴィエ、彼にG疑惑はあるものの(だから、最初の嫁が…)
上昇志向が誰より強く野心のかたまり、換言すれば貪欲だと、ロクな目に遭いませんな
いや上昇志向と野心自体は別に悪くない。人間あまりにも高望みは止せという意味だ




この映画、4年前の秋から何が腹立つって





イメージ 1



小悪魔スカーレットに振り回されるレット・バトラー船長、1901年2月1日生まれ



あまりにも不条理なんで、また鶏をカモメに見立ててグサグサ刺してやりたい心境だっての




ところで、クラーク・ゲーブルさんってドイツ系アメリカ人だけど
ゲーブル家は第一次世界大戦中、敵性国家のとばっちりを恐れ、ドイツ姓を英語風に改名してる
別の説によれば、俳優業始めた頃に、会社から勧められての改名
いずれにせよ、大正解。Gableは本来、Goebbelsだもん(ゲッベルス、説明するまでもない)




姓の問題は早めに解決した
ところが、性の問題は意外と長く残っていた




風と共に去りぬ’の監督を任されたジョージ・キューカー
製作者デヴィッド・O・セルズニック側の期待していたような迫力を出せず
アカデミー監督賞受賞するヴィクター・フレミングに交代したといわれる
(映画制作終盤で一時サム・ウッドが監督になった理由として
過労のためピリピリしていたフレミングにセルズニックがあれこれ口を出したためといわれる)
が、これは表向きの理由
事実は、ゲーブルさんがキューカーを恐れたため
恐れた理由には建前と本音があり
建前:「女性映画の名匠じゃ、俺よかヴィヴィアンばっかり目立つ」
本音:「俺が無名時代にやってたアルバイト、監督知ってるんだよな…」
アルバイトとは?売れない俳優がやるアルバイトいうたら…カラダ張ったお仕事に決まってるじゃん
女優が製作者や監督からカウチに押し倒されてなら、世の中の皆様も少しは同情出来るのに対し
男優が…だと、イメージ狂うわ教会やPTAが怒り狂うわと条件悪い
ゲーブルさんはキューカーの目をまっすぐ見られなかったんだって




ゲーブルさんの名誉のため書くと、「そっちの趣味は、監督の方やろぉ」
そう、ゲーブルさん自身はといえば





ゲーブルは5回結婚している。1人目は上記のジョセフィーン・ディロン。2番目の妻はテキサス社交界の花形であったレアー・ラングハム・デイヴィスで、彼女は17歳年上であった。3人目はキャロル・ロンバードで、その生活は彼の生涯で最も幸福なものであったという。しかしロンバードは1942年の航空機墜落事故で死亡した。

4人目の妻シルヴィア・アシュレーも2人目同様に社交界の花形で、サイレント期に「キング・オブ・ハリウッド」と呼ばれた国民的俳優ダグラス・フェアバンクスの未亡人でもあった。

5番目の妻ケイ・ウィリアムズとは13年間もくっついては別れるを繰り返した末に結婚、これが最後の婚姻となった。ケイは元ファッションモデルおよび女優でペンシルベニア州ノース・イーストの出身であった。ケイはゲーブルの死の4ヵ月後の1961年に、ゲーブルとの間の子ジョン・クラーク・ゲーブルを生んでいる。なおゲーブルには、女優ロレッタ・ヤングとの間に非嫡出子のジュディ・ルイスがいたことになっているが異論もある。

Wikipedia:『クラーク・ゲーブル』より引用 )
プライベートでは1931年に年上の俳優のウィリアム・パウエルと結婚するが後に離婚。1939年にはクラーク・ゲイブルと再婚した。過去二回の結婚に失敗していたゲイブルは天真爛漫な性格のロンバードを愛し、その短い結婚生活は彼の生涯の中で最も幸せなひと時であったという。

第二次世界大戦中は戦争に関連した銃後の支援活動や慈善活動に力を注いだ。1942年1月16日、戦時国債キャンペーンのためインディアナにいた彼女は、ロサンゼルスに戻る途中で飛行機がラスベガス近郊で墜落、33歳にして母親と共に死去した。同機へ搭乗する直前にファンに向かって言った「みなさんにさようならを言う前に一言。私と一緒に支援活動に参加してください! V for Victory!」が最後の言葉だった。

彼女の死に落胆したゲイブルは映画界を一時引退し第二次世界大戦に従軍したほど。また戦後ゲイブルはもう二度結婚をしているが、1960年に死去した際には、その遺体は遺言により「キャロル・ロンバード・ゲイブル」と刻まれていたロンバードの墓の隣に埋葬された。

( Wikipedia:『キャロル・ロンバード』より引用 )






キャロルは少女時代、近所の男の子たちと野球していたタイプのご陽気ぶり
変にベタベタしないでいられるのが落ちつけたのかもね
ゲーブルさんは深く悲しみ、その悲しみを紛らわせるかのように
第二次世界大戦下で枢軸国と対峙していたアメリカ合衆国陸軍航空隊に入隊したの
入隊時の映像観たことある。表情は極めて冷静、しかし目が虚ろだった
恋人マルセル・セルダンを飛行機事故で喪った時の歌手エディット・ピアフの目もそうだったが
人間って究極の悲しみに遭った時には、感情が凍りつき、涙流れないもんよ




米軍は当初、軍役には着くものの、実際の戦闘には参戦させずに慰問部隊の一員として参戦させることを希望
ゲーブルさんはこれを拒否し、ヨーロッパ戦線でボーイングB-17爆撃機で数度の出撃を行った
よくぞご無事で帰還されました
何しろ、ご先祖様の国周辺には、ゲーブルさんの乗ったボーイングB-17爆撃機を撃ち落とせ命令出てたもんで
ヒゲの総統閣下じきじきの命令
命令出した理由:「オトコの見苦しい嫉妬心」
愛人エヴァちゃんがさ、自分のためだけに映画上映させるほど、レット・バトラー船長に夢中になっちゃって
自分が貧相なのは自覚していた総統閣下、カッカとなり、撃墜命令に及んだの
…残念系オトコって本当、中身も残念なんだね~(総統閣下みたいにゃなるなよぉ)
撃墜すべく追撃を逃れたゲーブルさん、やっぱ男前だ